2015年2月28日土曜日

油絵教室と水彩画教室

油絵の具を触った事の無い方々を集めてスタートした「油絵教室」も開講当初から数えてそろそろ3年が経過しようとしております。


月三回、水曜の午後にオープンする初心者だけのアトリエ。
年間4~5作品の油絵を制作してまいりました。

この三年で受講生の皆様もメキメキと上達されて、どこからどう見ても「初心者」だなんて思えない雰囲気を漂わせておられます。

教室では毎回、季節の果物や野菜、基本形態(円柱や立方体状)の人工物などを組み合わせた静物を描いております。
まずは物の形をしっかり捉える事を大切にし、明暗を感じ、全体的な調和を確認しながら自分だけの絵画を制作していきます。
時折、色彩学や構図の捉え方、素描の基礎といった講義を織り交ぜながら、皆様が一歩一歩成長していける課題設定を目指しております。

おかげさまで受講生の方々からはとても満足感のあるご感想をいただいております。

巷によくある絵画教室とは違って当教室では講師(私)も一緒に制作いたします。
言葉だけでの指導では本当の理解は得られないと考えているからです。

数ある絵画教室の中でも、先生が一緒に描いてくださる教室って珍しいんじゃないでしょうか?
私自身の経験からして、上達の近道は「見て学ぶ事」だと思っております。

まずは描くべき対象物(モチーフ)を良く見る事、自分の作品の途中経過をよく観察する事。
それと同時に、上手な人のやり方をじっくり見て研究する事が大切だと思います。

これは美術に限った事ではなく、スポーツでも同じではないでしょうか?

かく言う私も最初は初心者だったわけです。
私は沢山の先生達に沢山の事を教えていただきました。
言葉だけでなく、道具の扱いから一つひとつの動作、作品・対象への向き合い方等々・・・
それらは言葉を暗記したものではなく、感覚に浸み込んでいるものです。

感覚を研ぎ澄まし、耳だけでなく、五感全てをフル活用しながら取り組むのはとても疲れる事です。
しかし、それを乗り越えて仕上げた作品の達成感や満足感は他には無いモノだと思います。

筆と絵の具、少しの体力と気力があれば、それはいつでも始める事ができるのです。

静かにエキサイティングに・・・
同じ目的をもった方々が和気藹々と語らいながら絵を描いて過ごす時間。
さくら美術研究所の水曜の午後はそんな時間です。

ご興味がありましたら是非一度、ご見学にいらしてください。

油絵を習い始めてから一年ぐらいたった頃の様子




水曜の午後、油絵教室の後に水彩画教室を開講しております。
こちらも同様、最初は初心者の方のみを集めてスタートしました。
中には油絵と水彩の両方とも受講してくださっている方もおられます。

水彩画は制作ペースが速く、1、2回の講座で1作品が仕上がります。
三年間通っておられる方は既に5、60枚は描かれています。

継続は力なり。

最初の頃と比べると見違えるように上達されているのがわかります。

こちらの講座でも講師(私)が一緒に描きながら指導いたしております。

ある時は指導者、またある時は良きライバル・・・
私自身も受講生の皆様から刺激を頂いております。

「絵を描く」と言う行為は極めて個人プレイの様に思われ勝ちですが、やはりライバルと共に学ぶ方が断然張り合いが持てます。
共に机を並べ、同じ物を見つめながら制作するからこそ、自分の中の個性を感じる事ができるのです。

人と人との間に「絵」のある生活。

それはとても刺激的で楽しく、日常には無い何かを感じさせてくれるモノだと思います。

こちらも随時、見学受付中です。

たまには割り箸ペンを使って・・・

最近は小作品制作にハマってます。





★油絵教室★    水曜(月3回)12:30~14:30

★水彩画教室★  水曜(月3回)15:00~16:30



さくら美術研究所
http://www.sakurart.com/





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